健康基準見直し

人間ドック学会で正常値の見直しが検討されていますが、この基準はあくまでも健康人の範囲の上下限で治療の基準ではないことをまず認識する必要があります。

つまり、健康診断(特定健診や人間ドック)の基準はそれ以下(それ以上)であれば全く健康(青信号)と言うことです。その値を超える(あるいは下回る)と黄信号(あるいは赤信号を含む)と判断され、2次検診(つまり精査)が必要と判定されます。

例えば、わかりやすい所でお示しすれば、総コレステロールは、200が基準と記されていますが、御存じのように治療基準は220(以前は230)で、あくまでも200というのは、これ以下ではまったく健康と言うことです。

もし、これが210であれば、異常値(基準外)と言うことになります。

ましてや血圧等の場合は個人差もかなり大きく普段からその人の血圧の値を知っていなければ適切な治療等できようはずもありません。そして、その人にとっての至適血圧は合併症の有無などによっても全く異なります。

更に、世界的な統一基準(global standard)が検討されているようですが、人種も違う、地域差もかなり大きい事を考えれば現実的とは思えません。

同じ人でも夏と冬でさえ血圧は変わってしまうくらいですからね。

いずれにしても、健康診断で指摘があれば、信頼できるかかりつけの先生にご相談されることをお勧めします。